2008-08-24(Sun) 16:32:30

クリミナルマインド 218 ニューオリンズの切り裂きジャック(Jones)

【あらすじ】
ハリケーン・カトリーナの爪あとも生々しいニューオリンズで、男性の喉を切り裂く連続殺人事件が発生した。前回の犯行から実に1年半もの間隔が開いていたが、今まで同様、担当刑事のもとには犯人からの犯行声明が送られてきていた。地元警察の要請を受け、BAUは被災してなくなった担当刑事の息子ラモンテーン刑事とともに捜査にのりだすが、カトリーナのせいで証拠類は一切失われていた。

☆ネタバレ感想は続きをどうぞ☆

◆被害者
被害者たちの仕事はバラバラで、共通点はフレンチ・クォーターにいた男性ということぐらい。喉を切り裂き内臓を抜き取る手並みの鮮やかさから、犯人は何らかの医学教育を受けている可能性が高かった。

◆刑事の遺言
ラモンテーン刑事の父親は、カトリーナが迫り来る中、避難もせずに捜査資料を調べていた。そして、最後の力で壁に"JONES"という文字を刻み付けていた。だが、ジョーンズという人名のものと片っ端から調べても犯人に近づくことはできなかったという。犯人は、刑事が亡くなったことを知らず、犯行を行うたびに声明文を送りつけていた。リードは"Dear Boss"という宛名に注目する。それは、女性の娼婦ばかりを狙い、喉を切り裂き内臓を抜き取った切り裂きジャックの声明文と一致するものだった。犯人はジャックと自分を重ね合わせていたのだ。

◆共通する事件
切り裂きジャックが持ち去っていたのは被害者の腎臓だった。ガルシアが類似の事件について調査すると、テキサス州ガルヴェストンで似たような事件が起こっていることがわかる。カトリーナ台風の被害者たちが多く避難した土地だ。プレンティス、モーガン、リードに現地へ飛ぶよう指示が下るが、リードは呼び出し電話を無視してしまう。プレンティス、モーガンだけで被害者のフィアンセに事情を聴いたところ、事件当日、被害者はバチェラーパーティーと称して男友達と飲んでいたことがわかる。犯人はまるでライオンが狩をするように、被害者が一人になる時を狙っていたのだ。モーガンは、犯人は女性であり、だからこそ被害者たちは男同士の飲み会から一人抜け出したのだと推測する。

◆女の連続殺人犯
犯人はアイリーン・ウォーノス型の殺人鬼であろうと推測された。犯行は秩序的で男を滅ぼすのが使命だと考えている。幼いころ性的虐待にあっている可能性がなかった。犯人がたびたびラモンテーン(父)刑事に声明文を送っていることから、彼の関わった事件の被害者である可能性が強くなる。確かに刑事は性犯罪課に勤務していたことがあったという。だが、ある事件を最後に相棒だったスミッティと絶交状態になったのだという。

◆JONESのスタンプ
被害者の腕に"JONES"というスタンプが押されているのを見て、ラモンテーン(息子)刑事はモンシェリというバーのスタンプであることに気づく。9年前は「ジョーンズ」という店だった。ガルシアの調査の結果、ラモンテーン(父)はこの店で起こった迷惑行為事件に関わっていた。BAUの面々は事件の唯一の証人であるスミッティに事情を聴く。

◆マルディグラの夜
スミッティによれば、9年前のマルディグラの夜、バー「ジョーンズ」で事件が起こった。被害女性は友人と二人で飲んでいたが、男に誘われて自分から二階のビリヤード台についていったという。後から男の友人がついてくることにも気づいた上でのことだった。女性は男を散々じらし、いだらった男が無理やり女性に手を出した。女性は大きな悲鳴を上げたが、彼女がビーズの首飾り(マルディグラの山車に胸を見せるともらえるもの)を幾つもかけていたことから、誰も気に留めなかったという。ラモンテーン刑事はレイプ事件として扱おうとしたが、スミッティは加害者が有力者の息子だったため、迷惑行為としてもみ消してしまった。結果、ラモンテーン(父)だけが殺人課に左遷されたのだという。

◆もみ消された事件
プレンティスとJJは、さっそく「迷惑行為」を行った男の事情聴取に当たる。男は自分のしたことを全く悔いていないようだった。だが、自分が乱暴した女性が何人もの男の首を切り裂いていることを知ると、ようやく名前を明かした。彼女の名前はサラ・ダンリン。医学部を中退していた。サラは自分に乱暴を働いた男たちを滅ぼすために連続殺人を働いていたのだ。バーで飲んでいる男に声をかけ、人目に付かないところに連れ込んでから手を下す。被害男性からアルコール臭がしたのもそのためだった。

◆サラの目的
切り裂きジャックが被害者を滅多切りにした際、そのためだけに部屋を借りていた。サラもどこかに部屋を借りてターゲットを連れ込んでいる可能性が高い。ガルシアがクレジットの使用記録を調べたところ、一件のモーテルがヒットする。現場に駆けつけると、サラがターゲットにまたがり今にもナイフで切り裂こうとしていた。ラモンテーン刑事は、自分が「ウイリアム・ラモンテーン・ジュニア」であること、すなわちサラの言葉を信じて捜査にあたったラモンテーン刑事の息子であることを告げ、犯行を思いとどまるよう説得する。結局、サラは最後のターゲットには手を下すことなく逮捕された。




警察がサラに暴行を働いた男をちゃんと逮捕していれば、こんなにも多くの血が流れることはなかったかもしれません。スミッティ許すまじ。そして何よりもレイプ魔許すまじ。こんな男が時効で野放しというのが許せませんね。

ラファエル事件以来様子のおかしいリード。自分の良きライバルでありながら、FBIの研修初日で辞めてしまい、ミュージシャンをしている友人のもとを訪ねます。リードの話から想像するに、友人もまた相当な天才だったのでしょう。でも彼は今、その才能を使わずにジャズピアニストとして生きています。自分も犯罪の被害者になり、プロファイラーとして残忍な事件を扱い続けていけるのか壁にぶつかったリード。友人のように、別な道を模索するのかどうか。結局彼が出したのは、自分には他の道はないというものでした。この道30年のギデオンの言葉にも励まされ、これからもプロファイラーとして生きていく覚悟を固めます。(命じられたテキサス行きを無視したことを指して)「もう二度と乗りそこねません」と毅然と言い放つ彼がとてもかっこよく見えました。

Wikipedia フレンチ・クオーター
ラモンテーン刑事の言葉にもあったように、他の地域に比べれば被害が少なく多くの建物が残ったとのこと。

Wikipedia ニューオリンズ・マルディグラ
リオのカーニバルなどと並ぶ世界的に有名なカーニバルだそう。山車(フロート)からビーズやコインを投げる風習がありますが、女性がビーズを受け取る代わりに胸を見せる行為はなんと1960年から記録があるとのこと。Wikipediaの記事にもありましたが、ここ数年は女性自身に対するわいせつ行為を喚起するということで、ほんの少し露出するだけでも摘発される可能性があるそうです。家族連れが多い地域での胸チラもご法度だそう。

テーマ : 海外ドラマ(欧米)
ジャンル : テレビ・ラジオ

tag : クリミナルマインド

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