☆ステイシー・アヴィーダ殺害事件☆
担当:マック、リンジー 殺人課刑事:フラック
◆第1の容疑者:大家のグリーン
第1の容疑者としてステイシーの恋人だった大家のグリーンが浮上する。グリーンは彼女と付き合っていたつもりだったが、彼女にジーナという娘がいたことを知らなかった。グリーンはステイシーの浮気を知って彼女を殺害したのか。
◆第2の容疑者:クレイグ・ジマー医師
ステイシーは生きたままタンクに投げ込まれたことが判明する。彼女に大量のモルヒネが投与されていたことから、何者かが意識のない彼女を抱えてタンクまで運んだことが推測された。また、腕の傷からはカテドラル水ガラスの破片が見つかる。ステンドグラスに用いられる素材だ。現場となったアパートは、各階にステンドグラスの装飾があった。マックとリンジーは一軒一軒調べて周り、クレイグ・ジマー医師の部屋にたどり着く。ステンドグラスには血痕がついており、額縁にはステイシーの髪の毛、屋上の花壇の土がついた靴も見つかった。ジマー医師は限りなく黒に近かった。
◆足跡の謎
ジマー医師は薬物依存症で取り調べの最中も禁断症状に悩まされていた。マックもリンジーも、一切証拠を処分していない彼の無防備さに疑問を抱く。そこでリンジーはダニーの協力を得て再現実験を行う。ダニーに自分を抱いた状態で花壇を歩いてもらったのだ。結果、現場に残っていた足跡はあまりにも浅く、ジマー医師がステイシーを運んだとは考えられないことが分かる。さらに、医師の靴からは青い繊維が採取された。遺体で見つかったステイシーも青いソックスを履いていた。彼女はなぜジマー医師の靴を履いたのか?
◆呪いの真相
リンジーはジマー医師の前歴を調べる。その結果、あのアパートで変死した6人のうち、実に3人の死に医師が関わっていたことが判明する。呪われていたのは医師のほうだったのか? 証明されなかったが、ジマー医師は薬物の影響下で医療行為を行い、患者を死なせた容疑がかけられていた。4年前にもジーナ・ウィリアムソンという少女に心肺蘇生を施そうとして力の加減を誤り、折れた肋骨が心臓に刺さって死亡させてしまうという事件を起していた。ジーナとステイシーには共通のアレルがあった。2人は親子だったのだ。ジマー医師への復讐を誓ったステイシーはまず大家のグリーンに近づき、ドアウーマンの仕事を得、何ヶ月もかけて証拠を細工。ジマー医師に容疑が向くようにして自殺したのだった。
一時は容疑者として扱ったグリーンに、事件の真相を告げに行くマック。それを聞いたグリーンは、たとえ利用されていたとしてもかまわない、ステイシーを愛していたと告げるのだった。固い握手を交わして二人は分かれる。今回のポイントは、ニューヨークのミステリーツアーに参加しちゃう、おのぼりさん全開なリンジーの可愛らしさと、ダニーがリンジーをお姫様抱っこするシーンでしょうかね。考えてみると一番可哀相なのは大家さんではないかと。恋人だと思っていた女性は自分を利用するためによってきただけで、自分が管理するアパートで殺人事件まで起されてしまいました。血の水が流れてきたことで、他の住人から訴訟とか起されたりしていないか心配です。利用して勝手に死んでしまったステイシーのことを、それでも愛していると言ったグリーン。これだけ愛してくれる人がいるなら、人生をやり直すことだってできただろうに。なんともやりきれないお話でした。
☆ベン・ハットフィールド殺害事件☆
担当:ステラ、ダニー、ホークス
◆第1の容疑者:エリオット・スタントン
ベンは「クールハンター」と呼ばれる仕事をしていたことが分かる。全世界の注目を集めるニューヨークの下町の風俗を広告業界に売り込む仕事だ。ベンがしつこく追いかけていた女性は、ライバル会社のエリオット・スタントンも追いかけていた人物だった。エリオットの眼窩には殴られたあとがあり、拳にも傷を負っていた。また、口の中からは爬虫類の皮が見つかる。ダニーは現場となった空き地で地元の若者とハンドボールをする。その結果、ベンのTシャツに付着していた汚れは、ハンドボールをした皮手袋でつかまれたものであることが判明。エリオットに証拠を提供させたところ、ベンのTシャツに残っていた手袋の痕と顕微鏡レベルで一致。拳の傷もベンを殴ったときに彼の口にあったエイケネラコローデンス(歯周病菌)に感染していることが分かる。
◆決め手:砂場の血痕
エリオットは限りなく黒に近かったが、砂場に落ちていた血は別人のものだった。分析の結果、民族に特有の変異型アレルを持っていることが分かる。ステラとホークスが、調べた結果、ドミニカ共和国出身者の半数が持つ特異な特徴であることが判明した。関係者でドミニカ出身なのはエリオットのボス、リコ・セルダのみ。リコの時計のベルトは爬虫類の皮で、分析すればベンの口から見つかったものと一致すると考えられた。リコは、ワシントンハイツが物騒だった頃、地元の人間であることを活かしてクールな風俗を広告会社に売り込み、大もうけをしていた。だが、街の治安が良くなりライバル会社が増えたことで追い込まれていた。部下のエリオットにベンを始末させようとしたが、役に立たなかったため自分で手を下したのだ。見せ場はダニーのハンドボールでしょうかね。ハンドボールといっても、オリンピックに出るか出ないかと言っているあのハンドボールではありません。皮製の指なし手袋をはめて、直接手でボールを打って行う、「手打ちスカッシュ」のようなゲームでした。制服警官を引き連れて空き地に乗り込み、試合を申し込むダニーがカッコよかったです。気合入れるために、上着を脱いでタンクトップ姿を披露していましたね。ダニーはよく脱いでくれるキャラクターですよね。
WOWOWの一挙放送で見たときも、話自体はあんまり面白いと思わなかったのですが、レビューを書くために見返してみてもやはりピンとこない……商売敵はたくさんいるだろうに、なぜベンが殺されるほどに目の敵にされたのかがよくわかりませんでした。犯人のリコ・セルダの吹替えを大川透さんがつとめていらしたのが印象的。有名な声優さんが吹替えてると、こいつ犯人じゃ?ってかんぐってしまいますよね。
日本版のタイトルは「獲物」でした。ステイシーにとってはジマー医師が獲物で、ワシントンハイツの事件のほうはクールな風俗を獲物にするハンターたちの縄張り争いがテーマでした。原題はそのものズバリ"Cool Hunter"。ワシントンハイツの事件にはぴったりなタイトルですが、ステイシーの事件とはあまり関係ない気がしてしまいます。
テーマ:海外ドラマ(欧米) - ジャンル:テレビ・ラジオ