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【あらすじ】
スーサイド・ガールズの一人、オーメン・スーサイドが死体で発見された。死因は頭部の刺し傷。また、彼女の胸にも執拗に刺された跡があり、「死が二人を分かつまで オーメン& 」というタトゥの相手の名前が削り取られていた。彼女の手のひらと手の甲にあった不思議なあざはどのようにして付いたものだったのか? ストリートバスケの聖地ラッカー・パークでNBA選手に試合で勝ち、賞金5万ドルを手に入れたチョッパーの死体が見つかった。致命傷は額を鈍器で殴られたこと。彼の足の甲には古い注射痕があり、数ヶ月前まで薬物依存症だったことが分かった。また、手首には治りかけた火傷の痕、肘から前腕にかけて擦過傷があり、ガラス片が突き刺さっていた。さらに、右足の脛骨と腓骨に複雑骨折が見られた。彼はなぜ折れた脚でバスケットコートまで這って行ったのか? ☆ネタバレ感想は続きをどうぞ☆
スーサイド・ガールズの創始者ミッシー・スーサイドに自分をスーサイド・ガールにしてくれるようビデオレターを送る少女、カレンザ・サンダース。一年後、彼女は望みどおりオーメン・スーサイドとしてステージに立っていた。そんな彼女が遺体となって裏路地に転がることになったのはなぜか。
●カレンザ・サンダース殺人事件 担当:ダニー、リンジー、ホークス オーメンの遺体から甘い香りがするのを不思議に思うダニー。そこは何でも知っている物知りのマック、映画などで血液の代わりに使うチェリー・シロップだと看破します。頭からシロップをかぶったらさぞカユカユになることでしょう。『身代金』のシニーズさまからも甘くていい匂いがしたのだろうかと一瞬くだらない想像をしてしまいました。 面白いことに、スーサイド・ガールズがステージを行ったクラブの近辺で亡くなっていたにも関わらず、当初彼女の身元は判明していませんでした。カレンザがスーサイド・ガールズに憧れて出奔した家出少女だったのも要因の一つなのでしょうが。ダニーがカレンザの下着を調べていて、スーサイド・ガールズをあらわすSGのロゴを発見、アダムの指摘を受けてようやく判明します。スーサイド・ガールズの一人とデートしたことがあるなんて、なかなかアダムも隅に置けませんね。 スーサイド・ガールズの創始者ミッシー・スーサイドの元を尋ねるダニー。メンバーの一人が持っていたゴミ刺し棒に血液が付着していたことから、カレンザとともにステージに上がっていた8人の事情聴取をすることに。カレンザ殺害の凶器は彼女たちがステージで履いていたピンヒールの踵。アル・スーサイドを除くメンバーの靴を証拠品として押収する。アルはシロップのせいでエナメル加工の靴がダメになってしまったから捨てただけだと供述するが、果たして本当なのか? この回を放送したところ、若い視聴者からの反響が凄かったとズイカーさんが言っていましたが、わたしには理解できない世界でした。一瞬、アル・スーサイドは普通そうに見えましたが、彼女もやっぱり後頭部の毛を剃ってますか? 髪の毛を染めてさらに部分的に剃っている人たちを見ると、某吉本の●ちゃま●ゃさんを連想してしまいます。両者のファンの皆さんごめんなさい。 ジェリー・ブラッカイマーが「CSIはエジュテイメント(教育&娯楽)だ」と言っていましたが、わたしも毎回のエピソードから知識を得ることを楽しみにしています。前回の暗号の回が、ギリシア神話あり、数秘学ありと、オカルト方面に偏っているとはいえネタ満載だったので、今回はちょっと物足りなく感じちゃうなあ。唯一面白かったのが、エナメル加工はグルコースでダメになってしまうという話。本当なのかな。 ホークスはカレンザの胸の皮膚をラボに持ち込み、削り取られたタトゥの文字を復元する。そこにあったのはALの文字。さっそくアル・スーサイドのもとに向かうが、彼女は通称Yモンスターと呼ばれる男と乱闘騒ぎを起こしていた。原因はカレンザを巡る痴話げんかだという。アルはカレンザのガールフレンドだったのだ。ダニーは事情聴取をしていて、Yモンスターのジーンズの裾が焦げていることに気づく。そのこと指摘すると、彼は自慢げにヴィンテージ・バイクのマフラーで焦がしてしまったのだと答えた。そのモデルのバイクにキック・スターターがついていたことに気づいたダニーは、カレンザの手のあざがキック・スターターに手をかけた状態で踏まれたことによって付いたものだと推測。Yモンスターを再び聴取すると、彼のヘルメットから血痕が発見された。Yモンスターの本名はアルバート・ラインハート。カレンザのタトゥが自分のために入れられたものだと勘違いをし、相手がアル・スーサイドだと分知って逆上、彼女を殴り殺してしまったのだった。 結局、オーメンことカレンザは自分の靴で殴り殺されたってことでいいのでしょうか。アルの靴は本当にただ単に捨てただけってことですよね。ヒールのかかとってうっかり折れたりするものですが、スーサイド・ガールズの靴は丈夫だったんですね。 ダニーと友達以上の関係になりかけたことで、過去のトラウマが再燃してしまったリンジー。ずーっとナーバスなかんじで残念。彼女の魅力は、キャッチフレーズにもあるようにモンタナ育ちのタフで明るいところであるはずなのに…… 面会にやってきたカレンザの母親の相手を頼んだところ、母親がらみでトラウマがあるらしいリンジーが爆発。呆然とするダニー。でもリンジーが母親の相手が苦手だと知り、引き受けてあげるところは非常に男前でした。謎もいいけれど、早く元気なリンジーに戻ってほしいなあ。 ●チョッパー殺人事件 担当:マック、ステラ もう一方の事件は熟練の二人、マックとステラが担当。この組み合わせ大好きです!! 男女の組み合わせなのに対等な相棒なのがよい。二人の間にあるのが、信頼と互いに対する尊敬と友情ってところがたまりません。 チョッパーの額の傷からは、凶器から折れたと見られる真鍮の破片が見つかった。また、肘に突き刺さっていたガラス片から、殺害の日チョッパーとバスケで勝負して負けたNBA選手、ダンテが浮上する。ダンテはプライドを傷つけられて犯行に及んだのか? マックとステラに対して、「本物は本物を認める」と答えるダンテ。一歩間違えば自分とチョッパーの立場は逆だったかもしれないと訴えます。ダンテに「わかるか?」と聞かれてきっぱりと「わからない」と返答するマックが素敵。ダンテとマックじゃ生い立ちも歩んできた道も全然違いますもんね。絶対知ったふりをしたりしないマックの人柄がうかがえる台詞ですごく印象的でした。 チョッパーのソックスから、お祈りの言葉が印刷された札が見つかる。その札を配っていた教会を訪れるマックとステラ。そこで、チョッパーが10万ドルで八百長を持ちかけられていたことを知る。さらに、教会のキャンドルには溶けたボタンが落ちていた。 薬物依存から立ち直ったあと、熱心に教会を訪れていたチョッパー。でも彼には荒れた生活を送っていた頃に作ったと思われる借金があり、よからぬ相手に付きまとわれていたのでした。手首の火傷は、教会のキャンドルに押し付けられてついたもの。彼は脅されていたのです。チョッパーの身体に付けられた傷の原因を一つ一つ辿ることで、彼の生前が浮かび上がってくる過程が面白いですね。 チョッパーの妻がバスケの賞金5万ドルの小切手を換金。逃亡中のショーンがATMで目撃されるが、一歩のところで取り逃がしてしまう。 先週のショーンネタ、依然続いております。ターゲットは居眠りしていた弁護士と、逆恨みされている担当検死官のホークス。それはともかく、チョッパーの妻のもとを訪ねるマックとフラック。妻の話を聞いてみると、小切手はよりを戻そうと彼女のもとを訪ねてきたチョッパーが無理やり置いていったものだと聞かされます。奥さんの話から想像するに、麻薬から立ち直る前のチョッパーはひどいものだったのでしょうね。このときチラっと顔を見せるチョッパーの息子。あまりにさりげなさ過ぎて、わたしは3回見るまで伏線に気づきませんでした。鈍すぎかなあ。 ステラの調査の結果、教会で拾ったボタンと、チョッパーのズボンの裾についていた悪魔の顔を象ったロゴが一致。ロゴを特注したのはヘクターという人物。ステラとフラックが彼の元を訪ねると、彼の車には悪魔の顔を象ったSpinner Exhaust Tip(排気口につける風車)が付けられていた。警察に追われていることに気づいたヘクターは、逃亡するがフラックが取り押さえる。その際、盗品の時計も押収された。 ヘクターは根っからのワル。チョッパーに八百長を持ちかけたことは認めますが、あとはびくともしません。それを聞いたマックが別な方向から調べることを提案。試合があったあの夜、ラッカー・パークで旅行者の夫婦が強盗に襲われて通報した記録が残っていたのでした。 強盗に襲われた夫妻は、なぜか被害届を出していなかった。夫妻のリビングには最優秀教師賞の盾が。ところが、盾についたリンゴの枝が取れている。チョッパーの額に刺さっていた真鍮の破片は、盾についていたリンゴの枝の部分だったのだ。 バスケの試合を見た後、強盗に襲われて現金と結婚記念の時計を奪われた夫妻。しかも、帰宅途中に車がパンクしてしまいます。夫がタイヤ交換をしているところへ、黒人の男が這って現れたものですから、夫妻は完全に気が動転。妻のほうが手近にあった盾で男を殴ってしまったのでした。助けを求めてきたのが、先ほどまで自分たちが試合を観戦していたあのチョッパーだと気づかずに。 今回の話は風が吹けば桶屋が儲かる的なエピソードでした。最後のフラッシュバックシーンを見ないと、ガラス片についていたダンテの指紋の謎なども解明されません。結論は以下の通り。 1.ラッカー・パークでダンテとの試合に勝ち、5万ドルの小切手を手に入れたチョッパーは、元妻のもとを訪れ、小切手を置いていく。 2.試合に負けてムシャクシャしていたダンテはコーラか何かを飲み、瓶を投げ捨てて帰宅する(←ダンテの指紋がついたガラス片) 3.八百長に応じなかったチョッパーにヘクターが制裁を加えるべく、車で襲う(←チョッパーの右足の骨折、ズボンに排気口の悪魔のロゴが焼き付けられる) 4.試合を観戦した夫妻が帰宅しようとしていたところ、強盗(実はチョッパーの息子)に襲われ現金と時計を奪われる(←チョッパーが持っていた時計) 5.ダンテが投げ捨てた瓶の破片でタイヤがパンク。そこに重傷を負ったチョッパーが這って現れる(←ダンテの指紋がついたガラス片が肘に刺さる) 6.強盗に襲われた直後だったため、動転した妻が盾でチョッパーを殴る(←これが致命傷。チョッパーの額には真鍮片が残る) 7.チョッパーは最後の力を振り絞って妻のアパートが見えるバスケットコートに移動、絶命する 今回のエピソードのタイトルが「オイディプスの悲劇」(原題はOedipus Hex=オイディプスの呪い)なのはなぜか? オイディプス王はそうと知らずに自分の父親を殺し、母親を妻にしてしまうギリシア神話の登場人物。エディプスコンプレックスの語源にもなりました。今回、チョッパーの息子が強盗を働いたことが巡り巡ってチョッパーを死なせることに繋がった、ゆえにオイディプスの悲劇、オイディプスの呪いということなのでしょう。劇中描かれてはいませんでしたが、チョッパーが薬物依存だった頃、一家はおそらくひどい状況だったでしょうし、息子も父親に憎しみを抱いていたかもしれません。息子が強盗を働くような少年に育ってしまったのも、家庭環境が影響したと考えられます。スーサイド・ガールズの印象ばかりが目立つエピソードでしたが、こっちのお話は地味に凝っていたんですね。 |
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【こんばんは】
力作、たっぷりと堪能いたしました。 例によって、ながら見だったので、鱗さんのレビューを拝見して、なるほど〜と。 ステラがダンテに「負けて悔しくなかったの?」と迫る場面、 実は、試合に負けたから殺すって随分と短絡的で スポーツ選手を侮っているなあと思ってしまいました。 もっとも、ガラスの破片という物証もあったし、 挑発する目的もあったのかもしれませんけど…。 そんなこんなの遣り取りのあとのマックの「わからない」は、印象的でしたね。 つい流されて「わかるよ」とか言いそうになりそうなものですが、 きっぱりとしていて、さすがだなあと思いました。 スーサイド・ガールズのような人たち、実はそんなに嫌いではありません。 あとウン歳若かったら…なんて、思ったりはしませんが(笑) 【ありがとうございます】
CSIとクリマイのレビューに反応くださるのは koyorinさんだけなのでいつも涙が出るほど嬉しいです。 スポーツを愛するkoyorinさんのご指摘に唸りました。 確かに、NBAでプレーするアスリートに対して 「負けて悔しかったから殺したのでは?」 という指摘は侮辱的ですよね。 もちろん、容疑者に対して高圧的に迫って出方を見るのは 尋問のテクニックの一つなんでしょうけど。 科学者に徹するグリッソムと、刑事に徹するホレイショに比べて マックの立ち位置って分かりにくいと言われがちですが (わたし個人としてはそう分かりにくいとは思いませんけれども) あの台詞の中に彼の哲学が凝縮されている気がします。 正義に徹するとでもいうのでしょうか…… 自分が体験しえないこと、想像しえないことに関しては きっぱりと「わからない」と言える勇気がとても好ましいです。 わたくし、耳のピアスまでは耐えられるんですが、 身体のピアスはたとえ他人のものであったとしても 見ていて痛くなってくるので無理です〜〜 【助かります】
早くCSINYが見たくて、US版を買いました。私の英語の能力では不明確なところがおおく、助かります。 【>天魔さん】
はじめまして!! CSINYのUS版は英語字幕がないので理解するのが大変ですよね。わたしも英語はできないので、WOWOWの字幕版&吹替え版に頼りっきりです。つたないレビューですがお役に立てて嬉しいです。 |
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