2007-09-18(Tue) 22:03:04
地味に仕事してるカスパー
聞き取れていないのに生意気にも字幕にツッコミシリーズ第二弾は、#3 Die Zelle 「愛と進行の狭間で」から。
この回では、番組の前半と後半に、それぞれ一回ずつバスへの突入シーンが描かれています。この記事で取り上げるのは前半の突入直後の場面。不審なかばんを持っていた男をゲープとデミアが押さえつけ、爆発物のスペシャリスト、カスパーが分析し、強力なプラスチック爆薬の一種であるセムテックス爆薬であることを突き止めます(カスパーさんが"Semtex!"って言ってますね。日本語だとセムテックスですが、ドイツ人はゼンテックスって発音しているように聞えます。「ン」は「ム」なんでしょうが)、ちょうどそのとき現場から走り去る不審な男が。すかさずデミアが追跡、という場面です。
字幕では
カス:警報解除だ 爆発しない
ゲプ:起爆装置は?
コニ:逃げた男だ
となっています。台詞だけ見ると非常に不可解なシーンです。爆弾の専門家カスパーが謎の四角い装置を怪しいかばんにかざして「爆発しない」と宣言。カスパーが爆弾を無力化したのか、それともハナから爆発しない代物なのか不明なまま、ゲープが「起爆装置は?」とたずね、なぜか尾行していただけのコニーが超能力者のように「逃げた男だ」と答える。省略がなされているだけかもしれませんが、なぜ逃げた男が起爆装置を持っているとコニーが分かったのか全く理解できません。
このドラマ、登場人物が超能力者のようなことを言い出した場合は、慌てず騒がず原語に耳を澄ますのが鉄則。
で、あんまり聞き取れなかったので最後まで記事にしようかどうか迷ったんですが、わたしのヘタレた耳には、
カス:Geb, Entwanung. Sprengstoff aber sind scharf, kein Zuender.
ゲプ:Also, eine Uebergabe? (←「ゆーばーがーべ」しか聞き取れなかったけど想像で補足。)
コニ:Das war der Empfaenger.
と聞えるのであります。想像を交えつつ日本語を探してみると、
カス:ゲープ、警報解除だ 爆薬は本物だが起爆装置がない
ゲプ:では受け渡しは?
コニ:あれ(デミアたちが追いかけた逃げていった男)が受取人だったんだ
(*言い訳 scharfには「(弾薬が)実包の」という意味があるので、「爆薬は本物だが起爆装置がない」としてみました)
じゃないかと思うわけであります。寡黙な男カスパーさんは、字幕ではさらに寡黙な男にされてしまっていますが、原語に耳を傾けるとちゃんと爆薬の状態について説明してくれていると思われます(イマイチ聞き取れてないので自信がわかないわけですが)続くゲープの台詞も、リーダーらしく全体を見渡したものと思われます。専門家カスパーの分析で、不審なかばんは当面爆発する心配がないことが分かった、じゃあこのかばんの取引はどうなっているんだ?というわけです。それに対して、コニーが事件現場から立ち去った不審な男、あれが受取人だったんだ!!という場面なのではあるまいかと。
こう考えると、割と自然に理解できる気がするのですがいかがでしょう?
仮にわたしの推論が正しいとすると……
なんてお気の毒なカスパーさん!! ご専門の爆発物に関して、あんなに短い時間の間にこんなに細かく説明しているのに、肝心の「起爆装置」に関する台詞をゲープ隊長に取られてしまっています!! これじゃあますます影が薄くなるというものです。
コニーにベタぼれのわたくしが書いた記事ですが、カスパー好きの方にも楽しんでいただけると幸いです。
字幕では
カス:警報解除だ 爆発しない
ゲプ:起爆装置は?
コニ:逃げた男だ
となっています。台詞だけ見ると非常に不可解なシーンです。爆弾の専門家カスパーが謎の四角い装置を怪しいかばんにかざして「爆発しない」と宣言。カスパーが爆弾を無力化したのか、それともハナから爆発しない代物なのか不明なまま、ゲープが「起爆装置は?」とたずね、なぜか尾行していただけのコニーが超能力者のように「逃げた男だ」と答える。省略がなされているだけかもしれませんが、なぜ逃げた男が起爆装置を持っているとコニーが分かったのか全く理解できません。
このドラマ、登場人物が超能力者のようなことを言い出した場合は、慌てず騒がず原語に耳を澄ますのが鉄則。
で、あんまり聞き取れなかったので最後まで記事にしようかどうか迷ったんですが、わたしのヘタレた耳には、
カス:Geb, Entwanung. Sprengstoff aber sind scharf, kein Zuender.
ゲプ:Also, eine Uebergabe? (←「ゆーばーがーべ」しか聞き取れなかったけど想像で補足。)
コニ:Das war der Empfaenger.
と聞えるのであります。想像を交えつつ日本語を探してみると、
カス:ゲープ、警報解除だ 爆薬は本物だが起爆装置がない
ゲプ:では受け渡しは?
コニ:あれ(デミアたちが追いかけた逃げていった男)が受取人だったんだ
(*言い訳 scharfには「(弾薬が)実包の」という意味があるので、「爆薬は本物だが起爆装置がない」としてみました)
じゃないかと思うわけであります。寡黙な男カスパーさんは、字幕ではさらに寡黙な男にされてしまっていますが、原語に耳を傾けるとちゃんと爆薬の状態について説明してくれていると思われます(イマイチ聞き取れてないので自信がわかないわけですが)続くゲープの台詞も、リーダーらしく全体を見渡したものと思われます。専門家カスパーの分析で、不審なかばんは当面爆発する心配がないことが分かった、じゃあこのかばんの取引はどうなっているんだ?というわけです。それに対して、コニーが事件現場から立ち去った不審な男、あれが受取人だったんだ!!という場面なのではあるまいかと。
こう考えると、割と自然に理解できる気がするのですがいかがでしょう?
仮にわたしの推論が正しいとすると……
なんてお気の毒なカスパーさん!! ご専門の爆発物に関して、あんなに短い時間の間にこんなに細かく説明しているのに、肝心の「起爆装置」に関する台詞をゲープ隊長に取られてしまっています!! これじゃあますます影が薄くなるというものです。
コニーにベタぼれのわたくしが書いた記事ですが、カスパー好きの方にも楽しんでいただけると幸いです。
