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ウィリアム・フィクナー主演『クロッシング・ライン~ヨーロッパ特別捜査チーム~』おためし放送を見たよ!

9月28日(土)10:00pmからAXNミステリーでレギュラー放送がスタートする『クロッシング・ライン~ヨーロッパ特別捜査チーム~』(AXNミステリー公式ページ)が、AXNでおためし放送されていたので、録画して見てみました。AXNミステリーの番宣動画では「ヨーロッパを飛び回り凶悪犯罪に挑むインターポールの活躍を描く」と言っているのですが、ちょっと違うんじゃないかな?

主人公達の組織はインターポール(国際刑事警察機構)じゃなくて、国際刑事裁判所(ICC)の架空の特別捜査チームだと思います。実際に、チーム・リーダーのルイが捜査権を得るためにドナルド・サザーランド演じる国際刑事裁判所の監察官に捜査の許可を求めに行くシーンで、「被害者たちのために涙を流すのはこの『裁判所』だけだ」って台詞が出てきますし。日本ではなじみの無いヨーロッパの組織のことではありますが、細かいところにもこだわって訳して欲しかったです。

【あらすじ】
パリのサンクルー公園で女性の惨殺死体が発見された。顔が潰され、歯科治療記録から身元が特定されないよう顎のラインすらもつぶされている。遺留品も一切なし。彼女は国境を越えた連続殺人事件の最新の被害者だった。国際刑事裁判所のルイ・ダニエル(マルク・ラヴォワーヌ)はフランス国家警察から2日間だけこの事件を捜査する許可を得ると、オランダのアムステルダムに向かう。そこには旧知の仲のカール・ヒックマン(ウィリアム・フィクナー)がいた。カールは元ニューヨーク市警の捜査官で輝かしい経歴の持ち主だったが、ある誘拐事件で犯人を取り逃がし利き手である右手に怪我を負っていた。子供は無事に助け出したものの、右手の古傷には今も激しい痛みが残っており、モルヒネ・パッチが手放せない身体になってしまっていた。上司の裏切りにあって市警を追われた彼は、アムステルダムの移動遊園地の清掃員として犯罪捜査とは無縁の生活を送っていた。だが、一線を退いても彼の頭脳は衰えてはいなかった。遊園地の客を見ただけでシャーロック・ホームズばりの推理能力を見せ、素行や生活のことを言い当てるのを見たルイは、カールを自らの捜査チームにスカウトする。

ルイは国境を越えた犯罪に対応するため、ヨーロッパの警察から優秀な捜査官を集めていた。卓越したIT技術を持つドイツ・ベルリン警察のセバスチャン・ベルガー(トム・ヴラシア)、イタリア・マフィア対策庁の潜入捜査官エヴァ・ヴィットーリア(ガブリエラ・ペシオン)、超記憶症候群でフランス国家警察に所属するアンヌ=マリー・サン、ロンドン警視庁の尋問の専門家シエナ・プライド(ジュネヴィエーヴ・オライリー)、北アイルランド警察庁の武器・戦術のエキスパート、トミー・マッコーネル(リチャード・フラッド)らだ。彼らはカールの輝かしい経歴を認めてはいるものの、ニューヨーク市警を辞めることになった経緯や、勤務中であってもモルヒネに頼らなければならない健康状態に疑問を抱いていた。そんな彼らにカールは、犯人が被害者の身元を徹底的に消し去ったのは、自分と関係のある人物であることを指摘。被害者の身元を知ることが、犯人への糸口になるはずだと告げる。また、各国で捜査するには国際刑事裁判所の許可を取り付けなければならない。パイプ役であるミヘル・ドルン(ドナルド・サザーランド)に協力を仰ぐ一方で、チームは最新の被害者の捜査を始める。

遺体発見現場の森を捜査した結果、販売数が非常に限られたヴィンテージの高級靴が見つかる。また、犯人は殺害前に被害者を傷つけ逃げ回らせていたことも分かる。犯人はサディストだったのだ。カールはアンヌ=マリーとともに靴のラインを洗うべくブティックに行くが、右手の激痛に襲われたため、アンヌ=マリーを先に行かせ、自分は車の中でモルヒネ・パッチを使う。痛みが治まってから店の中に入った彼は、重傷を負って倒れている店員を発見。アンヌ=マリーの姿はなかった。自分は捜査に復帰すべきではなかった、薬のせいで自分にはもうかつてのような頭脳は無いと自責の念に駆られるカール。ルイは移動遊園地で見せた鮮やかな推理のことを指摘し、彼を慰める。だがカールは、あれは推理などではなく、数日前にもあの男のことを見かけただけだと告白する。カールは本当にモルヒネのせいでかつての頭脳を失ってしまったのか。その頃、アンヌ=マリーをトランクに隠した犯人の車は検問を難なく突破しようとしていた。犯人はアメリカの外交官ナンバーを付けた車に乗っていたのだ(第2話に続く)

■ウィリアム・フィクナー主演に期待
『ブラック・ホーク・ダウン』のデルタフォース隊員や、『ダークナイト』冒頭シーンのやたらと強い銀行員役など、うつろな目をした怪優ウィリアム・フィクナー(ネットでは「死んだ魚の目をした男」と呼ばれているようですね・笑)が連続テレビドラマの主演を務めると聞いたらとりあえずパイロット・エピソードだけでも見ないわけにはいきません。輝かしい顔とは裏腹にどん底まで落ちぶれた主人公というのは定番の類型ですが、慢性痛を抱えていて鎮痛剤が手放せない天才肌の主人公というと、どうしてもHouseのグレゴリー・ハウス(ヒュー・ローリー)を思い出してしまいます。過去の事件で負った傷に今も苦しむ元捜査官という意味では『ザ・フォロイング』のライアン・ハーディー(ケヴィン・ベーコン)なんかも思い浮かびます。パッチを貼るキャラクターといえば、BBC版シャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)も、退屈しのぎにニコチン・パッチを腕に貼ってましたっけ。ふるふるしながらモルヒネ・パッチのパッケージを口で噛みきり、胸に貼ってハァハァするフィクナーもなかなかいい眺めではありますが、もう一押し欲しいところ。これら既存のキャラクターとの違いや、カール・ヒックマンならではの個性がもっと打ち出されてくれるといいですね。

■国際色もっと下さい
EUを股に掛けて活躍する捜査チームの話なのですから、国際色とか、捜査員同士の国民性の違いなんかをどうしても期待してしまいます。このドラマにもそういった要素は当然盛り込まれていて、ルイと再会したカールが体調について訊かれて「悲鳴を上げずに持つことが出来るのはjointだけだ」と答えるのですが、フランス人のルイにはアメリカの俗語で"joint"という単語がどういう意味を持つのかが分かりません。早速調べちゃいましたが(あ、別にわたしがそういうモノが好きってわけじゃないですよ!)、jointという単語には男性の何とやらの意味があるそうです。説明を受けてルイが「ああ、ブラクマールのことか」「フランス語にすると響きが綺麗だな」って会話がありました。気になったのでブラクマールがどんな綴りなのか、本当にフランス語でそういう意味があるのか調べてみました(笑)

braquemard Wikipedia
braquemardというのは、短くて刃が厚い、両刃の刀のことを言うそうですが、隠語ではやはり男性の何とやらの意味があるようですね。別に男性の何とやらくらい放送禁止用語でもなんでもないのでハッキリ書いてしまえばいいとも思うのですが一応(笑)

あと、重傷者を見つけて救急車を呼ぼうとするシーン。反射的に911をプッシュしてしまってから、「ここはフランスだった……フランスの救急は……確か、17だったはず」と慌てるシーンもよかったです。カールはここ3年はオランダに住んでいるはずですが、やはりアメリカ人なので思わずアメリカの番号を押してしまったのですね。オランダの緊急通報用電話番号は、警察も救急も消防も共通で112番だそうです。世界各国の緊急通報用電話番号はこちら

■こんなところで「続く」なの?
アンヌ=マリーが犯人に拉致されたところで次週に続くとなってしまいました。個々のキャラクターの描き込みもまだまだなのに……とちょっと物足りない気もします。それもそのはず、このドラマのパイロットエピソードは第1話、第2話一続きになっているのです。これ、AXNが本来一続きのエピソードを二つに分割しちゃったんじゃないのかなあ? AXNのおためし放送では第1話しか放送されませんでしたが、レギュラー放送局であるAXNミステリーでは、次週9月28日(土)に、第1話、第2話を続けて放送してくれます。パイロットエピソードを通して観てから、視聴継続かどうかの判断をしたいと思います。

あと、海外ドラマを見るときにどうしても気になるのが、いいところで終わって打ち切りになってないかどうか、ですよね。『アルカトラズ』なんて本国ではとっくに打ち切られているのに、日本では鳴り物入りで宣伝してましたっけ。エンターテイメント激戦区のアメリカでは、普通に面白いドラマでも容赦なく打ち切られてしまいます。見始めたはいいものの、大風呂敷を広げられて落ちはありませんでは却ってストレスが溜まるというもの。ですが、このドラマは一応シーズン2の制作も予定されているみたいです。安心してハマっても良さそう。
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