FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Dr.HOUSE 705 奇跡の血 (Unplanned Parenthood)

【あらすじ】
上の娘に自分の出産の様子を撮影させる母親。赤ん坊は無事生れてきたが、低酸素状態だった。チームは生れて間もない新生児の診断を引受けることになる。
サーティーンの代りとなる女医を雇っていないことを指摘されたハウスは、カディから一晩だけレイチェルの子守をするよう求められる。元々子供が苦手な上に、レイチェルがなかなか寝付かず、ジュースを飲ませて欲しいとワガママを言うのに堪えきれず、ハウスはウィルソンを呼び寄せて子守を押しつけて逃げだそうとする。ハウスとウィルソンが目を離した好きに、レイチェルはウィルソンが持ってきたテイクアウトのおつりのコインを飲み込んでしまう。

エコー検査を行った結果、肝臓の中を通る胆管が肥大していることが分かった。ハウスは開腹手術を行って胆管に腫瘤が出来ていないか確認するよう指示する。ところが胆管に内視鏡を入れる前から赤ん坊の血圧が下がり始め、検査をすることが出来ない。考えられるのは肝臓の血管異常だ。チェイスはステロイド、血管新生阻害剤、ドーパミンを投与して異常血管を塞ぐことを提案する。カディを怒らせたくないハウスはコインのことを伏せておこうとするが、ウィルソンはハウスが言わなければ自分が言うと言い残して帰って行く。何も知らないカディの幸せそうな表情を見ると、ハウスは本当のことを言い出せなくなってしまう。

治療の効果があって、赤ん坊の血色がよくなり始めた。タウブは母親に赤ん坊を抱かせる。年の離れた上の娘との関係性を聞くと、母親は最近よくなりはじめたと答える。母親が「初めて自分の赤ん坊を抱いた」と感動していると、そこに上の娘が現われ「赤ん坊を抱くのは(自分が生れた時を含め)二度目のはずだ」と指摘する。サーティーンに変わる女医としてNICUのチェンを雇いたいと考えたタウブは、血管異常を発見したのを彼女の手柄にしようとするが、ハウスは肝不全の進行具合から血管異常を否定、症状が悪化したら伝えるように言う。母親が赤ん坊を抱いていると、その様子を見て上の娘が複雑な表情をする。母親にそんな一面があったとは知らなかったというのだ。赤ん坊はまた出血しはじめ、ハウスの読み通り血管異常ではないことが判明した。

ハウスとウィルソンは、レイチェルをこっそりと病院に連れ込むとエコー検査を行った。回盲弁のすぐ傍に丸い影を見つけたウィルソンは10セント硬貨だと主張するが、ハウスは取り合わない。ハウスの居場所を突き止めたタウブが検査室に押しかけてきた。ウィルソンの患者を診ているのだと嘘をついてハウスはタウブを追い返す。ウィルソンが根気よくエコーを行った結果、コインの影がはっきりと映し出された。ウィルソンは美味しいチョコレートを食べようと言ってレイチェルに下剤を飲ませようとする。まるで母親のような様子を見てひらめいたハウスは、赤ん坊に母親の血を直接輸血するよう指示する。母親の血がどう作用したのかは不明だが、赤ん坊は回復し始める。小児科のチェンから下剤を飲んでもコインが出ない場合、内視鏡で取り出すしかないと聞いたハウスは、ウィルソンの線量計バッヂを細工して放射性物質が漏れたように見せかけ、カディが自分に子守を求めてくるよう仕向ける。

母親の血だけが特別なのかを確かめるために、血液型が一致するタウブの血を輸血してみると、効果が見られなかった。チームは赤ん坊の肝臓の組織を取り出して治療法を考えることにする。ところが、検査の結果赤ん坊がメラノーマであることが発覚する。母親がメラノーマに冒されており、輸血したことで赤ん坊にもうつってしまったのだ。母親がメラノーマにしては元気であることから、彼女が他の何らかの疾患にかかっているせいで免疫系が活性化し、ガンを抑えていたのではないかと考える。ハウスは自己免疫疾患の検査を指示する。検査の結果、母親は自己免疫疾患ではなかった。チームはMRIで検査を行うと、母親の肺に燕麦細胞肺がん(小細胞肺がん)が見つかった。二種類のガンにかかっていたせいで免疫が反応し、メラノーマの進行を抑えていたのだ。

フォアマンとタウブは母親に、肺がんの摘出手術を受けるよう勧めるが、肺がんの手術を行えばメラノーマを攻撃する免疫は作られなくなってしまう。だが、手術を行わなければ血栓ができて命を落とす可能性もある。母親は赤ん坊のために手術を先延ばしし、自分の血の輸血を続行することにする。上の娘は、生れたばかりの赤ん坊のために犠牲にならないでほしいこと、自分も娘であり母親が必要であると訴えるが、母親は聞き入れない。ハウスは中華料理をテイクアウトし、内視鏡を持ってウィルソンが待つカディの家に向かった。まず腹ごしらえをしようとして、ハウスは新人の店員がオーダーを取り間違っていることに気づく。ウィルソンがテイクアウトしたときも新人が対応していた。計算し直すとおつりの金額は足りており、レイチェルが飲み込んだわけではないことが分かって二人は安心する。

上の娘が母親に食事を持っていくと、母親は動かなくなっていた。検査の結果、肺塞栓で即死だったという。死後採取した血液で赤ん坊の治療は続行できる。上の娘は幼い妹を抱きしめながら、「あなたの母親は世界一だった」と言い聞かせる。その頃カディの家では、レイチェルの便からコインが出てきてカディが仰天していた。

■感想
やっぱりシーズン7は後味の悪いエピソードが多いという印象です。母親の年齢を見るに、上の娘は若くして生んだように見えます。そして明言はされていませんが、母親が彼女のことをあまり構わなかったであろうことも読み取れます。それからしばらく経って、「世界一いい母親になりたい」と、探偵を雇って精子提供者のことを調べ、妊娠中の食事にも細心の注意を払って下の子供を産みました。まるで上の子のときの後悔を取り戻すかのようです。母親との関係に不満を持ちつつも、上の子が歩み寄ったにも関わらず、母親は下の娘のために危険な選択をし、死んでしまいました。上の子はいくつか分かりませんが、まだ若そうなのに母親が生んだ妹の世話をして生きていかなければなりません(アメリカなので、養子に出すとか、施設に預けるとか選択肢はありそうですが)

上の子が立派だなあと思う一方で、最後まで好きなように生きて好きなように死んでしまった母親が、わたしにはワガママに見えて仕方ありませんでした。

あと、ハウスが恋愛のおかげで満たされており、あまり謎解きにのめり込んでいないのもつまらない。重要な診断をチームが下していますからね。わたしとしてはハウス先生が快刀乱麻を断つ如く、鮮やかに診断を下すさまを見たいのです。

原題は"Unplanned Parenthood"、訳すと「故意でない、任意の、事前に準備されていない親子関係」といったかんじでしょうか。カディに突然頼まれてレイチェルの世話をすることになったハウスとウィルソンのことを指しているのはもちろん、母親が死んでしまって突然妹の世話をすることになったあの上の子のことも指しているのかな。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。