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Dr.HOUSE 612 感情のない女(Remorse)

【あらすじ】
契約を取りに行く途中のビジネスマンたち。部下がプレゼンのスライドを忘れたために社長はおかんむり。ラスはヴァレリーたちがスライドを作る約束だったと抗弁するが、ヴァレリーはラスの担当だったと主張し、証拠のメールも見せる。ラスはそんなメールは受け取っていないと抗弁するが、酔っているらしく、社長の靴に吐いてしまう。社長は激怒し、その場でラスをクビにしてしまう。ヴァレリーはスライドを用意できると言い、準備に向うが突然激しい耳の痛みを感じて倒れてしまう。

■罪滅ぼし
なぜかウィルソンのオフィスで診断をするハウスのチーム。今回担当するのは断続的耳痛を訴えている27歳の女性、ヴァレリー。6人の医者にかかっても原因不明。彼女は物凄い美人だが、旦那はそうでもないと聴いて興味を示したハウスが診断を決意する。ヴァレリーの診断に向うチームだったが、ハウスはウィバリーという人物からの着信を受けて脚を止める。結局ハウスはそのままウィルソンのオフィスに留まり、身を隠すことに。そこへウィルソンが現れ、なぜ逃げ隠れするのかと尋ねてくる。ハウスは、自分が傷つけた相手に謝罪の手紙を書くというセラピーを受け、大学時代に遺伝学の論文を交換したウィバリーに手紙を書いたのだと告白。ハウスは教授が嫌っているのか確かめるためにウィバリーの論文と自分のものを交換したのだという。教授が単にハウスを嫌っているだけならば、中身が誰のものであっても低い評価をつけるだろうと考えたのだ。だが成績はAだった。ウィルソンは、なぜ自分やカディではなく、学生時代の友人に謝罪するのかと問いかける。

■毒を盛ったのは誰?
ヴァレリーの病室に解雇された同僚のラスが現れた。彼は自分は当時酒など飲んでおらず、誰かに毒を盛られたとヴァレリーを告発する。そして俺のことも遊びだったのかと彼女を責める。ラスはすぐにつまみ出され、事なきを得る。ヴァレリーによればラスは被害妄想の傾向があるという診断も受けているらしい。男性チームは全員、ラスがヴァレリーを逆恨みし毒を盛ったと考えるが、サーティーンとハウスは逆の解釈だった。相変わらずウィバリーから逃げて回るハウスは、現場に居なかったにも関わらず、ラスが乾燥肌で眉が細かったはずだと指摘。彼が何者かから甲状腺機能低下症の薬を盛られていた可能性を指摘する。カディの部屋に潜り込み、彼女がキツネザルを抱いている写真と、ルーカスと写っている写真を切り張りして、入れ替えてしまう。するとそこにウィバリーが現れる。ハウスがおずおずと近況を訊ねると、ウィバリーはハウスの論文のせいで単位を落とし、医学校を中退、今はスーパーの袋詰めをしているのだという。

■患者の秘密
ヴァレリーがどこか普通ではない考えたサーティーンはフォアマンの指示を無視し、脳腫瘍の検査だと説明して彼女をMRIにかける。好きなものや嫌いなものについて話させ、脳の活動を見たところ、傍辺縁系が無反応が分る。つまり彼女は言葉と感情が一致しないサイコパスだったのだ。ハウスがそのことを問い詰めると、ヴァレリーはラスに精神安定剤と催吐剤を飲ませ、酒びたりであるかのように見せかけたことを白状する。しかも毎週木曜日にラスと寝てアイディアをもらっていたというのだ。夫の信託基金は惜しいので、それでも離婚はしないのだという。サイコパスがなんらかの症状である可能性もあるため、いつからそうなのかと問いかけるが、彼女は元々こういう人間だと答える。耳痛が不整脈によるものだと考えると、彼女は心臓の問題と精神病質を抱えていることになる。チームはこれらに当てはまる病気を探ることにする。

■本性
サーティーンが自分の指示に従わなかったため、罰を与えたいフォアマン。ハウスがいたずらした写真はなくなった父親が撮ってくれた最後の写真だった。ヴァレリーがラスと浮気していたのならば、彼女が梅毒を患っている可能性が出てきた。怒ったヴァレリーはサーティーンを逆恨みし、彼女の医師免許を剥奪させて離婚の損害賠償を起こしてやると脅す。動揺しつつも、冷静にヴァレリーの治療に当たろうとするが、サーティーンが手に軽くふれただけでヴァレリーの腕の骨が折れてしまう。自分に何をしたのかと激怒するヴァレリーだったが、骨が脆くなったのは腎不全のせいだった。チームは腫瘍随伴症候群を疑い、放射線治療を施すことにする。夫によればヴァレリーは毎週木曜日に園芸教室に通っていたという。重金属にふれた可能性もあるため、チームは夫に詳しく調べるよう依頼する。

■似たもの同士
放射線照射を受けながら、ハウスが自分と似ていると言うヴァレリー。自分は確かに感情が無く、自分の都合のために周囲の人間を利用する人でなしかもしれないが、純粋な興味のために診断医をやっているハウスも同じ穴の狢だというのだ。夫は園芸教室について調べたせいで、ヴァレリーがそんなものに通っていなかったことを知ってしまう。園芸教室はラスと浮気をするための言い訳だったから無理もない。だが、ヴァレリーは言葉巧みに夫を丸め込んでしまう。だが彼女はサーティーンを目の仇にし、クビにして欲しいとカディに直訴する。カディはサーティーンを守るために、今後一切ヴァレリーに近づけないことにすると決定するが、冷酷なヴァレリーはカディは別にサーティーンのことを守ろうとしているわけではないと指摘する。動揺するサーティーンを泣くつもりかと追い詰めるヴァレリー。サイコパスのヴァレリーは泣くことができないのだと皮肉を言う。ヴァレリーはついに肝臓に異常をきたし大量に吐血してしまう。

■大切だからこそ
チームは原発性肝繊維症を疑う。ヴァレリーは至急肝臓移植が必要な状態だった。ハウスはウィルソンが提供するかもと皮肉を言うが、今まで散々周囲の人間を食い物にしてきた彼女に、肝臓を提供してくれるような親類知人はいない。一方、ハウスは写真のことをカディに謝れないにも関わらず、ウィバリーには肩入れして、彼のローンの肩代わりをしようとする。ウィルソンは大事に思っているからカディに謝れないのだと指摘する。大切な人に謝るよりも、他人に小切手をおくるほうが楽だろうというのだ。

■優しい妹
サーティーンは泣きながらヴァレリーの病室から出ていく女性を見かける。彼女はヴァレリーの姉、サラだった。肝臓提供しようとしたのだが不適合だったという。親類縁者皆ヴァレリーを嫌っているが、サラはヴァレリーが優しい子だったことを知っていた。ヴァレリーはアルコール依存症の父親からいつも守ってくれた。だが父親に辛く当たられたせいで、思春期に性格が変わってしまったのだという。サーティーンはすぐさまハウスに報告する。性格が変わったのは、思春期に病気が発病したからだろう。最近彼女は食事を変え、ナッツを食べるようになって劇症化した。ナッツに含まれる銅のせいだと考えた場合、ウィルソン病が当てはまる。だが、彼女の目にはカイザー・フライシャー角膜輪がない。ハウスは、それ以外にも症状が出る場所があるといい、サーティーンに除光液を持ってこさせ、一緒に病室へ向う。ハウスがヴァレリーの爪のマニキュアをはがすと爪の三日月が青くなっていた。銅がたまっている証拠だ。サイコパスが病気の症状だとすれば、キレート療法で銅を排出すれば治るかもしれない。だが、その可能性は限りなく低かった。

■良心の呵責
ウィバリーはハウスに小切手を返し、論文が実はAプラスだったことを打ち明ける。彼はきちんと医師免許を取得し、10年間整形外科医をしていた。ギャンブル依存症になり、過剰請求して免許を失ったのだという。ハウスが学生時代と違い、思いやるのある人間になったことが分ったから、小切手を受け取れないというのだ。ヴァレリーの夫は、彼女に不信感を抱きつつも、病気が治るまでは付き添うことにする。彼はキレート療法のおかげで回復したヴァレリーを旅行に誘う。だがヴァレリーはそんな優しい夫を「みじめだ」と言って遠ざけるのだった。さすがにショックを受け、夫は病室を出て行ってしまう。その後姿を見つめるヴァレリーの目は、涙で濡れていた。サイコパスは自分の利益のために他人を操作する。だがヴァレリーは、夫を哀れに思って遠ざけようとしたのだ。これは性格が変化した証拠だ。何を感じるかというサーティーンの問いかけに、ヴァレリーは分らないが、ただ胸が痛いと答えるのだった。

ハウスは漸くカディに謝る決心を固め、彼女のオフィスに向う。だが、ルーカスとパソコンをみながら楽しそうにしているのを見てすごすごと引き返してしまう。彼が向ったのはウィバリーの家。しんしんと雪の降る中、ハウスはウィバリーの郵便受けにそっと小切手を入れるのだった。

■本日の流れ

耳痛→不整脈

サイコパス

神経梅毒

骨が脆くなる→腎不全

肝不全

思春期から精神症状があったことが判明

ウィルソン病

■感想
今週の患者ヴァレリーを演じるのは、モデルから女優に転身したボー・ギャレット。お人形さんのような無機的な美人であるため、サイコパス役にはぴったりです。彼女は『クリミナルマインド』のスピンオフ作品『クリミナルマインド 特命捜査班レッドセル』に、美人捜査官(オフィシャルサイトでそう紹介されてます・笑)ジーナ・ラサール役で出演中です。わたしは先にHOUSEのサイコパス役を見ていたので、『レッドセル』の第1話を見てもどうしても彼女が犯罪者とか悪者なんじゃないかと思えてしまって困りました。

本日のタイトルremorseは「良心の呵責」という意味。ハウス先生は相変わらずセラピーを続けているんですね(それとも入院中にやったセラピーということなのだろうか)ウィルソンからすれば、散々ハウスのために尽くしてきたのに、なぜ自分やカディに謝ってくれないんだって思いもあったことでしょう。でも、彼自身指摘しているように、本当に大切な人に謝ることのほうが難しいわけです。ハウス先生はまだウィルソンやカディに謝ることができません。カディが好きならば、なおのこと謝らなくちゃいけないのに、ますます墓穴を掘ってしまうハウス先生。ラストシーン、PCを眺めながらカディとルーカスが楽しそうに笑っていましたけれど、彼はお得意の探偵スキルで、ハウスに台無しにされた写真をPCに取り込んでフォトショップで修復してあげたのかもしれませんね。
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