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Dr.HOUSE 611 麻薬密売人(The Down Low)

【あらすじ】
麻薬取引の商談中に、売人のミッキーが倒れた。誰もが彼が撃たれたのだと思ったが、彼の身体に傷はなく、むしろ弾が当たったのは彼ともみ合った相手のほうだった。ミッキーは倒れた際に頭を打ち、額を切っていたため、売人仲間で相棒のエディに連れられてPPTHにやってくる。警察の目を恐れた彼らがERを避けたため、ハウスがミッキーの傷を縫合することになった。倒れた際手を突いた形跡がないこと、服に火薬の痕があることなどから、ハウスは彼らが麻薬の売人であることを見抜く。ミッキーは早く退院したがったが、ハウスが診察台を強く杖で叩くとその音を聞いた途端に倒れてしまう。彼は銃声を聞いて倒れていたのだ。
ミッキーの症状は騒音による空間識失調。3年前にぎっくり腰で病院にかかっている以外目だった病歴はない。彼もエディもロレックスをしている割に、足のつかないプリペイド携帯を使っていることから、ハウスは彼らが麻薬密売人であるとめぼしをつける。空間識失調は普通、聴神経腫瘍で起こることから、チームは聴覚検査を行うことにする。だがハウスはコカインの混ぜ物のせいだと考え、手術室でエディを尋問する。その頃、お隣さんのノラといい雰囲気になるウィルソンだったが自分のことをゲイだと思っており、ハウスと付き合っていると考えていることを知って愕然とする。ハウスが尋問しているところにウィルソンが現れ、ゲイだと思われていることを打ち明ける。二人の微妙な会話を聞いて困惑するエディ。彼はミッキーの検査に時間がかかっていることを心配する。ハウスは聴覚検査で死にやしないと安心させるが、その頃ミッキーは反跳脈で危険な状態に陥っていた(大動脈弁閉鎖不全症、動脈管開存、甲状腺機能亢進症、重症貧血などで起こる)

血管拡張薬を投与し症状は落ち着いたが、原因が分らない。チームは頸動脈狭窄の検査をすることにする。サーティーンの給与明細を見たことから、自分だけ給料が低いらしいことを知りカディに抗議するフォアマン。だが、他からの引きがない彼の給与を引き上げることは出来ないと一蹴されてしまう。その頃、ハウスは病室に盗聴器を仕掛けていた。患者はブツの隠し場所に泊まっていた。そこでふれた毒物が脂肪細胞にたまり、入院で痩せて脂肪が燃焼した際に放出された可能性が高いと考えたのだ。毒物を特定するには、ブツの隠し場所を知るしかない。そこで盗聴することにしたのだが、無線機からはノイズが出るばかりで上手くいかない。そこで患者を退院させてサーティーンとチェイスが尾行することにする。だが、2人は上手くまかれた上に交通違反で車を取り上げられてしまう。ウィルソンがノラと付き合おうとしていることを知ったハウスは、邪魔をするためにゲイ疑惑に油を注ぐことにする。彼女の前でゲイっぽく振舞った上、本当は大嫌いな「コーラスライン」のポスターを買い、彼女の靴のブランドに靴に興味をしめしたのだ。

再び倒れてERに運ばれてくるミッキー。彼は発熱しており錯乱していた。ハウスは感染症が脳にまで及んでいると考え、腰椎穿針を命じる。ぎっくり腰を患ったことのある彼の椎間板は平らになっており、上手く針が刺せない。2度目の挑戦で上手く刺せたが、タウブの手技を見ていたチェイスはおかしなことに気づく。激痛を伴う腰椎穿刺を二度もされても心拍数があがらないのだ。その頃ウィルソンがハウスのオフィスに乗り込んで、ハウスがノラに急接近し「エビータ」を聴くパーティーを開くことにしていることを責める。当初は単にウィルソンの邪魔をするつもりのハウスだったが、ノラが美人なのを見て作戦を変更し、ゲイだと思わせて彼女を落とすことにしたのだという。先に彼女を見つけたのは自分だと主張するウィルソン。するとそこにチェイスが現れ、ミッキーが自律神経異常だと報告する。だが、ハウスは違うことを思いつく。ミッキーがチンピラであることに注目し、動悸や手の震えを隠すためにベータ遮断薬を飲んでいたのではないかと辺りをつけたのだ。問いただすと彼は、麻薬密売人をやっているとはいえ悪いことをすると罪悪感を感じるからストレスを減らすためにこの薬を飲むことにしたのだと認める。

ミッキーの症状のうち、高血圧(反跳脈)はベータ遮断薬を突然やめたことによる離脱症状として説明できる。退院してまた薬を飲んだため、高血圧は直った。残る症状は空間失調と発熱だ。アドレナリンの過剰分泌が原因ではないかと考えたウィルソンは、褐色細胞腫を提案する。ウィルソンが帰宅すると、ハウスはノラを招き、床に敷物を広げ中華料理のテイクアウトを食べながら彼女をマッサージしていた。家の中でピクニックをしているのだという。ノラがワインを勧めると、ハウスはウィルソンは下戸だと説明する(ウィルソンが飲まないのは肝移植のせいか?)その頃、昇給が認められず他所の口も無いフォアマンはプライドを傷つけられて病院を辞めると言い出す。

翌日、ウィルソンはノラを家に呼んで、自分たちはゲイではないこと、ハウスが実はミュージカルもファッションも大嫌いで、コーラスラインのポスターや靴に興味を示したことは芝居に過ぎないと告げる。だが、ノラはウィルソンがハウスを愛する余りに嫉妬しているのだと考えて取り合おうとしない。MRI検査の結果、ミッキーに褐色細胞腫は見つからなかった。そこでチームは環境要因を探すことにする。サーティーンが盗聴器の説明書を読み、再び盗聴に挑戦しようとするが、周波数が使われているらしく酷いノイズが走る。それを見たハウスは、病室に既に盗聴器が仕込まれていることに気づく。ミッキーは潜入捜査官だったのだ。ベータ遮断薬は心拍数の上昇や手の振るえを抑えて、潜入がばれないようにするためのものだった。だが、彼は自分がどの組織の人間か、ブツをどこに隠していたか言おうとしない。彼によれば、エディはボスの命令でたれ込み屋を殺した悪党で、彼らが仕えるボスは州最大のコカイン輸入業者だという。ミッキーはボスを挙げるために16ヶ月潜入していた。明日の夜行われる取引の現場を押さえるまでなんとか自分の命を持たせてくれれば、全てを話すという。だが、新たなる症状が現れた。血栓で腸の動脈が詰まり腸梗塞が起こったのだ。

症状は空間識失調、発熱、血栓症。ガンと感染症は除外。自己免疫疾患でもないから考えられるのは環境要因だけだ。とは言っても毒素、寄生虫、アレルギーとさまざまな可能性が残っている。チームはサーティーンの発案でエディにめまいのする薬を盛って同じ病気を発症したと思わせ、薬の隠し場所を吐かせることにする。だが百戦錬磨のエディはすぐに薬に気づいてしまう。だが彼はミッキーが死にかけていると知って、自らの危険も省みずサーティーンを隠し場所につれていく。その様子を仲間に見られ、殺されそうになるが、サーティーンがとっさに娼婦の振りをしたためなんとか難を逃れるのだった。

その頃、ハウスはついにノラとのディナーにこぎつけていた。彼はウィルソンの嫉妬が辛いから距離を置きたいと悩みを告白する。彼のことを信じきっているノラは、自分の家に泊まればいいと申し出る。ハウスの計画が上手くいくかに見えたそのとき、ウィルソンが現れてあろうことかハウスに愛の告白をする。遠慮して帰っていくノラ。その頃病院ではクリーニング店のサンプルに毒物や真菌の類が一切ないことが判明していた。原因が特定できないままミッキーが喀血し始める。彼の肺には動脈瘤が出来ていた。真菌性動脈瘤に見えるがステロイドで免疫系が抑えられている割には動脈瘤の数が少ない。しかも店からは真菌が見つからなかった。だが、仮に真菌が原因だった場合を考慮に入れ、チームは抗真菌薬の投与を始める。エディがサーティーンをブツの隠し場所に連れて行ったことを知ったミッキーは、殺されるかもしれなかったのにと責める。だがエディは友達だから何かしたかったのだと答えるのだった。いよいよ取引の時間が迫り、エディが病室を出て行こうとする。彼はついていてほしかったら残ると申し出るが、ミッキーは半年かけてきたんだから行けと促す。また明日会おうと言うエディに、ミッキーは一緒にいけなくて済まないと詫びるのだった。

フォアマンに少し意地悪をするつもりが、彼がやめてしまうかもしれないと知ったサーティーン、タウブ、チェイスの3人は、自分たちの給料を削ってフォアマンを昇給させてほしいと申し出、許可される。だが、フォアマンは彼らの策略に気づいた上で辞めると見せかけ、自分の昇給にこぎつけていたのだった。ミッキーの治療が手詰まりとなり、考え込むハウスのもとにノラが遊びに来る。ハウスはゲイの振りをしたのは彼女に気があったからだと真実を打ち明け、ウィルソンはいいヤツだと弁護する。だが腹を立てた彼女は、友人を弁護するのも自分と付き合うためではないかと勘ぐり、いっそウィルソンと付き合おうかと言い出す。ハウスはウィルソンには3度の離婚歴があり、末期の患者と寝たこともあると過去をばらす。彼はボーイスカウトに見えるが実は……と言いかけて、急に診断を思いつく。ひらめいたハウスはノラを置いて病室へと向った。

ミッキーの病気は真菌に見えて真菌ではなかったのだ。高血圧は症状の一つ。だが彼がベータ遮断薬を飲んでいたために意図せず治療してしまっており、分らなくなっていたのだ。ヒューズ・ストーヴィン症候群。ミッキーの場合、症状が進行しすぎており手の施しようが無い状態だった。このまま動脈瘤が増え続けていつか破裂してしまうという。ショックを受ける彼に、差^ティーンはたとえブツの隠し場所を告白していても助けられなかった、あなたは正しいことをしたと告げる。ミッキーは妻に連絡を取って欲しいと願い出る。16ヶ月ぶりに再会した妻に付き添われて最期の時を待つミッキー。動脈瘤が破裂し、彼が断末魔の苦しみに喘いでいたそのころ、問題のクリーニング店ではボスとフィラデルフィアの大物との間で大きな麻薬取引が結ばれようとしていた。取引が完了したそのとき、警察が踏み込み、その場に居た一味は一網打尽に囚われてしまう。

その夜、ハウスはウィルソンと2人で新しく買ったソファに座り、スポーツ中継を見ていた。ウィルソンが救えなかった患者のことを慰めると、彼が英雄として死ねたと思っていたことが唯一の慰めだったと返す。ノラを口説くのに失敗した今、「コーラスライン」のポスターはただの邪魔者だ。ウィルソンは嫌いではないらしい。一方、彼が嫌いなのはハウスが買ったソファ。彼は嫌がるハウスを尻目に「コーラスライン」のナンバーを歌いだすのだった。

■本日のひらめき
ノラに、ウィルソンがボーイスカウトに見えて実は女たらしだと言おうとしたとき、見た目と中身は違うことに気づき、ミッキーの動脈瘤が真菌性に見えて実は違うということに思い当たる。

■本日の流れ

空間識失調→聴神経腫瘍→反跳脈=高血圧

頚動脈狭窄→異常なし

退院

発熱と錯乱

ベータ遮断薬の服用が発覚、高血圧は離脱症状と考えられる

褐色細胞腫→異常なし

肺動脈瘤→真菌によるもの?→抗真菌薬投与

高血圧は症状の一つ

ヒューズ・ストーヴィン症候群(ベーチェット病の稀な変種、自己免疫疾患の一種)

■感想
タイトルになっているdown-lowというのが凄い単語でして、一般には「何かを秘密にしておくこと」ぐらいの意味らしいのですが、他にも「男が恋人のほかに誰かと浮気する」という意味、さらに「ストレートの男が恋人がいるにもかかわら男(特に友人)と寝る」という意味があるそうなんです。ひゃっほーい(笑)

空間識失調で入院してきたミッキーを治療するというAストーリー、ノラを巡るハウス先生とウィルソンの駆け引きというBストーリー。これだけでも濃厚だというのに、ミッキーを見守る相棒のエディの濃すぎる友情が絡んできてもうおなか一杯です。「友達だろ」とか言ってましたけど、単なる友達のために(しかも知り合って僅か16ヶ月)命かけますかね。はっきり言ってミッキーの潜入話が見たいです。ミッキーは非常な潜入捜査官で、エディに濃すぎる友情を向けられているとわかっていても冷徹に裏切っていたのかな。それとも良心の呵責を感じていたのでしょうか。

取引の夜、「傍に付いていてほしい」と頼めば、エディは逮捕されずに済みました。でも彼は、エディを取引に向わせました。彼は自分の診断のために命をかけてくれた友人を売ったわけです。エディの「明日会おう」という台詞が切ない。あらゆる意味で2人にもう明日はなかったのです。1つに、エディは逮捕されもうミッキーを見舞うことはできない。もう1つに、実はミッキーは不治の病に冒されており、明日を迎えることができない。ベタではあるのですが、絶妙のタイミングでFunkadelicのMaggot Brainが流れます。泣けます。


!ご注意!










YouTubeのサムネイル画像(多分アルバムのジャケット)がちょっと怖いんですが、いい曲なので埋め込んでおきますね。














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