ちょっと前にWikipediaの
古文/文語文ver.(我々日本人が「漢文」と呼ぶ文章)があることを知って一人悦に入っていたのですが、今日そのことを記事に書こうと思ってWikipediaをサーフィンしていてぎょっとするものを見つけたので一応メモっておきます。
粤語(広東語)版を見つけてスゲーと思っていたらそんなものは序の口でした。
呉語版←有名なところでは上海語も呉語の一つ。
贛語版←マニアックすぎて痺れます
客家語版閩南語版閩東語版確かに十大方言の一つではありますけれど、贛語版には度肝を抜かれました。さすがに晋語版とか 徽語版とか湘語版とか平話版というのはないみたい。今後作られる可能性もありますけれども。
客家語と閩南語、閩東語なんてほとんどアルファベット表記なので、ベトナム語か何かを見せられているような錯覚に陥ります。漢字で書いてもらわないと中国語って気がしない…… 広東語や呉語だって耳で聞いたら絶対分からないのに、漢字で書いてあるから何か読んでみようかなという気にさせられるんですよね。特に呉語版は頑張れば普通話の知識で読解できそうなかんじの文章でした。やっぱり漢字は偉大だわぁ。
細かい話をすると呉語版は、なぜかというか、やはりというか簡体字表記。粤語版が繁体字表記なのはわかるとして、贛語版もどういうわけか繁体字表記です。大陸は簡体字、香港は繁体字という簡単な区切れでもなさそう。
でも一番のお気に入りはやはり漢文版(古文/文語文)!! タイトルはその名も「維基大典」。四部分類を使って記事を分類しているところとか渋すぎます。
今のところお堅い記事しかないみたいなのですが、映画とか芸能関係とかカジュアルなネタを漢文で書いてくれませんかねえ。
追記)漢文版Wikipediaは中国史の分野と日本のヲタクの分野に強いらしいです(なぜか) ちらっと見た限りでは、中国史の記述が詳しいのは間違いないものの、「萌」とか「美少女」といった日本のマンガ/アニメに関する記事は短いものが多いように感じられました。でも面白かったのでとりあえず「眼鏡娘」(メガネっ娘のことと思われる)の記事をご紹介いたします。シンプルな記述がよい。「この記事は書きかけです」の漢文版にも笑わせてもらいました。
眼鏡娘似未成。宜善之。(眼鏡娘 未だ成らざるに似たり。宜しく之を善くすべし。)お堅い記事の中では、
ハプスブルク家の記事が絢爛豪華でたまりません。ドイツ語の名前って漢字にすると一々仰々しくていいですね。
……実は。
5月5日からうっすら
香港映画(というか
呉鎮宇作品)にハマっていまして、YesAsiaの全世界送料無料サービスを良いことに、調子にのってぼかすか購入して色々見ています。自分の散財ぶりを戒めるためにも、見た作品を列挙してみたいと思います。
1993年
詩人の大冒険(原題:唐伯虎點秋香) 日本版DVD『今古奇観』にも入っている唐解元の話が元ネタだと聞いて思わず日本版DVDを購入。トン・バッフーって言われると「どこの香港人?」てかんじだけど、唐伯虎のことなのね。祝枝山もジョッ・ジーサンと紹介されちゃうと誰のことやら。お目当ての
呉鎮宇さんは文徴明(衡山)役。他の江南四才子は姓の入った扇子を開くので、誰が誰だかわかるのだが、彼だけ扇子を開いてくれない。まあ、消去法でわかるんだけど。
1997年
高度戒備 VCDVCDの英中字幕って画面が暗いときはいいけど、明るくなると何が書いてあるのかよくわからなくて困ります。鎮宇さんが演じるのは香港大学建築学科出のエリート崩れ。ご自身も普通話ペラペラの鎮宇さんですが、今回なんかいつもと発音違うなあと思ったら、台湾人に合わせて台湾風の発音だったように思います。
基佬四十 香港版DVD鎮宇好きはとりあえず観とけといわれる作品なので観てみました。確かに出番は少なかったけれど、物凄い美青年ぶりにびっくり。「基」という文字はやっぱり「ゲイ」の意味だったんですね。Andreasさんが出てくる「レギュラー・ガイ」にはなぜか香港版があるのですが(ドイツ映画の香港版です。マニアックすぎる)そのタイトルの意味がようやく分かりました。
最佳拍档之醉街拍档 香港版DVDトニー・レオンと共演しているからとりあえず購入。映画の内容よりストーリーよりキャラクターより、ちょっと力を入れると胸がはちきれそうなシャツに目が釘付け。何か意味があってあんなにパッツンパッツンなシャツを着ているんでしょうか。胸筋でボタンを弾き飛ばせそうな人を初めて見ました。ポパイか、君は。
1998年
我愛你←不良品が届いたため返品予定
1999年
爆裂刑事 OVER SUMMER(原題:爆裂刑警)ウィルソン・イップ監督の「ラヴァース&ドラゴン」がとてもよくて、号泣したので、こちらも評判の高い作品だったため即購入決定。しかし、日本版はすでに品切れで中古品にプレミアが付いているため香港版にて鑑賞。わたしの足りない語学力でも十分に心揺さぶられたのですが、やはり細かいところが分かっておらず、「ラヴァーズ〜」のように号泣にまでは至りませんでした。そこが悔しい。やっぱり日本語字幕付きで見て思いっきり泣きたかった。
ザ・ミッション 非情の掟(原題:鎗火) レンタル&香港版DVDこちらも日本版DVDがすでに買えない状態で、中古に物凄い値段がついているため諦めていましたが、近所のTSUTAYAにあったので嬉々としてレンタル。よい、來(ロイ)兄貴最高。あと、インファナル・アフェアIIを見たときは正直あんまりわかってなかったロイ・チョンをちゃんと認識することができました。日本版DVDにはアンソニー・ウォン、鎮宇さん、ジョニー・トー監督へのインタビューも付いています。ああ、日本版欲しい。このインタビューの鎮宇さんが本編とはかけ離れた愛らしさで凄いのです。
ジェネックス・コップ(原題:特警新人類)ロコがカッコよくて可愛らしかったです。髪の毛もぽふぽふしていて素敵でした。かつてああいう髪型をした歌手(?)の方にハマっていたことがありまして、自分はああいうタイプに弱いんだなあと再確認した今日このごろ。しかし、血のついた手をぺろりとなめて物凄くかっこよく終わったなと思ったら、次に出てきたときにとっ捕まって箱詰め状態だったのでビックリしました。そんなぁ!! でも縛られたままばたばた暴れる姿も可愛らしかったからいいか。
2000年
ジュリエット・イン・ラブ(朱麗葉與梁山伯) 香港版DVDこちらも評判にたがわぬ名作でしたが、やはり言語の壁に阻まれて号泣には至らず。ああ自分の語学力の無さが恨めしい。絶対日本語字幕付きで細かいところまで分かって見ていたらめちゃくちゃ泣けたと思うのです。ということで、名作であるにも関わらず、見終わった後、自分に対する情けなさ、悔しさが沸き起こってしまった作品でした。
エンドレス・アフェア(原題:愛與誠) レンタルやっぱり日本語版はいい。日本語字幕万歳。たっぷりと作品の世界に浸らせていただきました。香港で殺人を犯し、タイに落ち延びた鎮宇さん演じる就。就のもとに、香港から実の弟が訪ねてきます。ずっと音信不通だったにも関わらず、血を分けた弟を必死に守ろうとする就。彼のことを兄貴分と慕うヤットがなかせます。最初、鎮宇さんのパンチパーマに愕然としましたが。だんだん見慣れました。
君に首ったけ(原題:喜歡你) 香港版DVD鎮宇さんが演じるのはフランスで画家として成功するのを夢見る上海人。でもなぜかずっと広東語を喋っている。だったら香港人て設定でいいじゃないと思うんですが…… ヒロインの人が上海人だからそれに合わせたのでしょうか? フランス語と広東語が行ったり来たりするだけでも分からないのに、そこに時折上海語が混じるからもっと分からない! 設定を知らないまま鎮宇さんが「さんへにん(上海人の上海語読み)」て言ってるのを見たときはぎょっとしたものです。
検死官コップス(救薑刑警) 香港版DVDYouTubeに1場面だけ転がっているのですが、それを見ただけでもめちゃくちゃおかしくて購入してしまいました。先に「放逐」を見ていたので、鎮宇さんと張家輝の絡みを見るたびに笑いがこみ上げてしまいます。「放逐」では運転しながら横の人たちがタバコ吸っているのを見て物欲しそうにしていた鎮宇さんが、この作品では「わたしの車の中ではタバコを吸わないでくれ」とか言っちゃったり。危なっかしい手つきで銃を構えるところとかもたまりません。「カルマ」と「放逐」のせいで、「張家輝さん=幸薄い人」というイメージになっていたのですが、この作品ではちょっとずうずうしくて押しの強いキャラクターで鎮宇さんを困らせていたので「よかったね」と言ってあげたくなりました。
2001年
恋愛ベーカリー(原題:愛情白麺包) VCDOVER SUMMERで認知症のおばあちゃんを演じていた羅蘭が、今度は鎮宇さんのお母さん役で出てきてびっくり。しかも全編通して客家語で喋ってるからなおびっくり。田舎の名士っぽそうな七叔(鎮宇さん)の地元は客家語地域ということなんでしょうか?(ってどこ? 広東省のどっか?)手紙の行き違いからすれ違いになっていた恋人たちの縁結びをしてあげようとパン屋を開く七叔。彼の思惑通り、二人はよりを戻すことになるのですが、そのとき彼は自分が彼女にほれてしまっていることに気づくのです。ああ。切ない。
2002年
豐胸秘Cup VCD ←これから見ます
2003年
ヒロイック・デュオ(原題:雙雄) 日本版DVD吹替え版は、子安武人さんがレオン・ライで相当笑いました。レオン・ライに「子猫ちゃ〜ん」とか言われたら洒落にならん(笑) 本当は美人なのに、みすぼらしい格好をさせられることが多いシュー・ジンレイが今回もみすぼらしい状態にされていて可哀相でした(傷だらけの男たちでも包帯ぐるぐるになってて可哀相だった)
カルマ〜震える記憶〜(原題:心寒) 日本版DVDレンタル落ちのDVDを買ったらパッケージがボコボコになっていてびっくり。でも思いのほか話が面白かったので作品としては満足。鎮宇さんがどう見てもそのスジの人にしか見えない茶髪(オレンジ色?)の頭の主任刑事を演じていてビックリ。この作品を見てから「検死官コップス」では鎮宇さんが医者で張家輝さんが刑事でしたけど、この作品では立場が逆なのね。
インファナル・アフェア無間序曲 日本版DVD最初見たときは、どうせトニー・レオン出てないし……となんとなくしか見ていなかったのですが……今ではハウ兄さん大好きです。誰よりもハウ兄さんが好き。お美しすぎます。苦悩するインテリ眼鏡。なんと絶妙なキャラクターでしょうか。親に孝養を尽くすことをその名として背負ってしまっているハウ兄さん(漢字で書くと「孝」)父のあだ討ちをすることを宿命付けられてしまっているハウ兄さん……確かに冷酷な黒社会のボスなんだけど、あなたの存在は切な過ぎます。
2004年
新世紀Mr.boo ホイさま カミさま ホトケさま(鬼馬狂想曲) レンタルありがたいことに近所のTSUTAYAにありました。鎮宇さん……どれだけ顔の筋肉が発達しているんでしょうか。顔が攣ったりしないんでしょうか。メイキングで普通にしていると、普通にかっこいいのに…… 映画館で「多謝大家!!」って言ってるシーンが大好き。ラウ・チンワンさんを最初に見たのがこの作品だったので、すっかり面白い俳優さんなんだと勘違いしてしまいました。「高度戒備」を見てショックでした。
ラヴァーズ・アンド・ドラゴン(原題:小白龍情海翻波) 日本版DVDこの作品は百発百中で泣きます。鳥の羽さん最高。吹替え版は山路さんが鎮宇さんを担当。インファナル・アフェアでヤン(トニー・レオン)をやっていた方なので、ヤンがハウ兄さんになっちゃったみたいで少し妙な気分。基本はドタバタコメディ時代劇なのに、一地鶏毛(鎮宇さん)の純愛が切なくて切なくて、何度見ても思い切り泣けます。ウィルソン・イップ監督万歳。
神經侠侶 香港版DVDインファナル・アフェアIIで見覚えのある人がたくさんでてくるのにビックリ(例:成哥の姉=インファでハウ兄のお姉さんだった惠英紅、借金取り=インファでハウ兄さんに落とされたカムデイ)お話も凄くよくて大好きです。鎮宇さん演じる成哥は湾仔の人ならみんな知ってるちょっと精神を病んだ名物おじさん。いつも壊れた携帯を片手に誰かと話していて、色々なお店に押しかけてはトンチンカンなことを言って周りを困らせています。でも彼は元からああだったわけではなく、香港大学建築学科出(高度戒備でもそんな設定だったような……)のエリート建築士で英語も北京語もペラペラ。辛い過去のせいで精神を病んでしまったのです。メインは湾仔のお巡りさんの話なのですが、すっかり成哥の話として堪能してしまいました。いい映画でした。
2006年
放・遂 香港版DVDああ、あともう少し早くハマっていれば今となっては廃盤の豪華版DVDを買えたものを…… 舞台は1999年返還前夜のマカオ。殺されると分かっていながら故郷に舞い戻った男、彼を守るために現れた友2人、彼を殺すためボスから送り込まれた刺客2人、彼らは一緒に育ち、一緒に黒社会に入った幼馴染。生まれたばかりの子供と妻に金を残したいという友の願いをかなえるため、互いの立場を越えて殺しの仕事を引き受けるのですが…… いやあ最高にカッコいいです。「ザ・ミッション」の姉妹編なのは皆さんご存知の通り。英語字幕と中国語字幕でそれぞれ鑑賞しましたけれども、言葉の壁を越えて痺れました。たぶん色々分かってないんだけど、分からなくてもかっこいいものはかっこいい。鎮宇さん演じる阿泰が素敵すぎます。いつも髪型がチャレンジャーな鎮宇さんですが、阿泰のツンツン頭は最高に素敵です。物凄く細身なところも(病気する前後だったから?)素敵。
2008年
軍鶏-Shamo- 劇場にて鑑賞ショーン・ユー目当てで見に行ったはずなのに、そしてショーン・ユーの舞台挨拶も見たはずなのに、すっかり鎮宇さんに撃沈されて帰ってきた作品。いえ、今でもショーン・ユーは大好きです。応援しています。そして鎮宇さん演じる黒川健児が大好きです。
一行感想といいながら一行じゃないし。一体この一ヶ月弱で何本見たんだ、わたし。
長くなりましたが拍手お礼
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