ぬるぬるぜくす/006

英吉利、獨逸、亞米利加。おじさま求めて何處までも。

シラノ・ド・ベルジュラック-ファミレスで泣く女-

今日の仕事帰り、久々に近所のブックオフに行ってみた。バナ兄さん主演の「ハルク」が1500円で売られていたので、買おうかと思ったのだが(WOWOWを録画したDVDしか持っていないのだ)懐具合がさびしかったので、今回は見送り。その代わり文庫本をいろいろ買ってしまった。

『シラノ・ド・ベルジュラック』
(デイジーちゃんがシラノをやったから)
『マクベス』
(豆様がマクベスをやったから)
『ハムレット』
(古田新太さんが朗読したから)
『ナイン・ストーリーズ』
(攻殻SACで引用されまくっていたから)

とまあ、ミーハーな理由によって購入したわけなのだが……

晩御飯を食べるために入ったバーミヤンで、早速『シラノ』を読んだ。「饅頭」に「タルト」とルビを振っていたり、「里古児」で「リキュール」だったり漢字の使い方が凄い。極めつけは「翰林院」で「アカデミー」!!

しかもシラノ氏の喋り方が江戸っ子もまっつぁおのべらんめぇ口調。ガスコーニュって花のお江戸だったのか!? オーストラリアとお江戸というのもどうしても繋がらない。デイジーシラノって一体どんなだったんだ!?

しかし、読み進むうちにべらんめぇが段々と目に快く、頭の中ではデイジーちゃんシラノが勝手に動き始める。西班牙と対峙する仏蘭西軍。シラノとクリスチャンの葛藤、そして友情、別れ。ファミレスの中で泣いてしまった。すっかり怪しい客。

シラノ、かっこよかったよ。

シラノ物といえば、気になるのが佐藤賢一さんの『二人のガスコン』。読んでみたいんだけど、ここんとこ時間がないからなあ。(ちなみに佐藤作品では『カルチェ・ラタン』が好き。マギステル!!)